A love masterpiece war.




「分かった分かった。どうでもいい。」


ど・・・どうでもいい?!


「あんたがふっかけてきたんじゃん!」


「分かったから。つか、腹へった」


は?!ご飯作っといたでしょ!


「ご飯、食べなかったんだ?」


せっかく激辛麻婆豆腐は勘弁してやったのによ


「食おうとしたらドスって落ちたんだろ。どっかの誰かさんが」


「あたしのせいって言いたいんだ?放っといてくれてよかったのに。」


別に運んでなんて頼んでないし~


「馬鹿か。お前も一応は女だからな」


「・・・・・・。お気遣いドーモ。で?今、何時?」


急に女扱いされるとドキッとするもんだね。


「今は、10時まわってるな。」


「10時~?!8時に起こしてって言わなかったっけ?!」


10時なんて・・・お母さん、夜勤行ってるよ!鍵ないよ

お姉ちゃんは彼氏の家に泊まるって言ってたし


「馬鹿尚輝!鍵持ってないんだから!」


あ~・・・もう帰れない。いくら隣同士だからって・・・


「泊まればいいだろ。」


「簡単に言わないでよ!お風呂どうすんの!着替えとか!」


"泊まればいいだろ"って・・・馬鹿じゃないの?!





< 18 / 31 >

この作品をシェア

pagetop