A love masterpiece war.




「佑奈、デケー声出すなよ。鼓膜破れるだろ」


はん。お前の鼓膜なんてどうでもいいんだよ!



大事なのは、あたしのノートだっつの!


「あたしのノートは?!返しなさい泥棒!」



「人を泥棒扱いとは、偉くなったなぁ、佑奈。」


うぜー、うぜー、うぜー!



「うるさいわ!いいからノート出しな。」


「おいおい佑奈。今日は週明け。


課題があっただろ?みんな学年トップのノート写させてもらってんだよ



だから、ノートは旅に出たんだ。分かってやれ。ノートも、こんな乱暴なやつに使われてたんじゃ、旅に出たくもなるわな。


佑奈、ノートは当分戻って来ないと思え。可哀想だけど仕方ない事だ。な?」




"な?"じゃねーんだよ!あたしのノートだろうがよ!何、勝手に貸しちゃってんだよ!


当分戻って来ないって授業は?!今日当たるハズなんですけど!

当分どころか一生戻って来ない気がするんですけど。てか、みんな自分の課題ぐらいやって来いや!






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