甘くてトロける…?
コイ

告白された、次の日から何となくなぎさを

避けてしまった。

朝も、いつも一緒に行ってたけど

ママに頼んで日直とか、うさぎの飼育と言ってもらった。


「さなちゃん、最近ボクのこと避けてない…?」

上から声が聞こえてきた。

不意打ちだった。

会わないように気をつけていたのに…っ。


上目遣いで私を見る。

「そんなことないよ…。」


目が合わせられないよ…


…あれ、視界がぼやっー…


フラッ

ドサッーー


「さなちゃんっ!?」



目を覚ますと保健室の天井だった。

「良かったわ。

目が覚めたのね。

運ばれたとき真っ青だったから心配してたのよ。

…けど、まだ顔色が悪いわね。

もう少し休んで行きなさい?」


「…はい…。」


「どうしたの?

…最近何かあった?

貧血になるまで無理しちゃって」

先生が優しく尋ねてきた。


「何だか食欲がなくて、それに夜は眠れなくて…。」


「ふふふっ、片岡さん?それは…こっ」
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