甘くてトロける…?

「先生っ」

ガラッと勢いよくなぎさが入ってきた。

「あらっ、…ちょっと先生用事思い出したから片岡さんのことよろしくね」

(青春ね)


「大丈夫?」

「平気だよ、ごめんちょっと眠るね。」


「ねぇ…さな…食欲がなかったり、眠れなかった時

誰の顔を浮かべてた…?」

ドキ 「(…えっ…?)」
「…」

「…寝ちゃったか」

ポンッと頭を触られ、

「指つけてくれてないか…

もしかしたら手紙すら読んでないのかな…」

聞こえるか聞こえないぐらいの声でつぶやき

保健室から出ていった。
< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop