過去形
アマルはせめて中身が入っていないペットボトルを十本渡せと王様達に詰め寄る。
王様達は相談し、それくらいならばとアマルに差し出した。
アマルが村から出ると空から巨大な鳥のモンスターが村一番の美少女、否、美幼女を攫っていった。
アマルがモンスターを追い掛けると荒れ果てた泉に出た。
彼女の悲痛な叫び声が聞こえる。
アマルはその声を頼りにモンスターの住みかへ向かう。
アマルがそこに着くと老人の格好をした恐ろしいモンスターが美幼女に嫁になれと詰め寄っている。
モンスターがアマルに気付くと、その一瞬の隙で美幼女は逃げ出した。
「ワシはワシは小さい子が大好きなのじゃあ。邪魔をする奴の命は取ってしまうぞ。」
モンスターはアマルに襲い掛かる。
それをひらりと躱しながらアマルは山小屋へ向かう。
アマルは山小屋の表口から入り、ペットボトルに入れておいた小麦粉を天井に撒き、裏口からそっと出る。
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表紙・目次

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