過去形
それに気付かないモンスターは表口から山小屋に入り、戸を閉める。
「逃がさないぞ。観念しろ〜。」
モンスターはおどろおどろしい声でアマルをゆっくりと探す。
アマルは裏口を開け、遠くから火の点いたライターを投げる。
密閉空間に漂っていた小麦粉が急激に熱せられ、爆発を起こす。
山小屋の窓ガラスが割れ、モンスターの目に刺さる。
アマルはモンスターが盲目になっているうちにモンスターに重しを着け、滝壺に落とし、「あの娘は俺の未来のお嫁さんだ。」と呟いた。
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