夏の恋2
『…OK!
次ははるかが付けて。』





後ろを向いた峻介の首に手を回す…。




でもさっきのドキドキを引きずって、うまくいかない。





「ちょっと…待ってね…。私不器用みたい。うまく出来ない…。」






言葉でごまかす…。




でも、この緊張は峻介に伝わってるんだろうな…。









「付いたよ…。」




峻介が振り返り私を見つめる。





『お揃いだね…。』





お互い見つめ微笑みあったけど、恥ずかしくなって目を伏せた。





すると…


顔が近づいてきて…





…………………!?




キス…されちゃう…!?





反射的に峻介の腕を押した。



それに気づいて峻介が少し躊躇した様に思えた…。







『はるか…。』




優しくつぶやくと、頬に口づけをした…。
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