夏の恋2
「しゅ…峻介……!?」
『…驚かしてごめん。
可愛かったから…つい。』
「ちょっと…びっくりした…けど…、嫌じゃないから…。」
本当は口にキスされてもよかったかも…。
気使ってくれたのかな…。
腕…押し返しちゃったしな。
嬉しい気持ちと残念な気持ちと半分ずつ。
『…もっとしてほしかった??』
考えてる事がバレてるのかと思うほどのタイミング。
「………!!
…もう。」
何も言えないで照れてうつむく。
『ふっ…。
これからゆっくり攻めて行くから…
今日はここまでな。
…じゃあ帰ろっか!』
攻める…って!?
やらしい言い方…。
この時から妙に峻介のことを意識してしまうことになった。