夏の恋2

「あぁ〜面白かったね。でも最後泣けちゃった。」



『そうだな。
こうゆう恋愛ものは見ないけど、意外と良かったな。』


「適当に選んだのにね。
ってか峻介…、妙に近くない??」


『えっ!?今さら?
俺が近付いてたの気づかなかったの?』


「えぇ−っ…!全然知らなかった。」



『じゃああれは無意識だったの?』


「…何が??」


『はるかさ、俺の膝の上に手乗せてきたり、肩に頭もたれてきたりしてたぞ?』

「うそっ!?
自分で気づいてないんだけど…。」


『あはは!全然いいよ。
俺は嬉しいし大歓迎!
むしろはるかの方から迫って来てくれてもいいけど。』


「もう、そんな恥ずかしいことでき……」




言い終わらないうちに、峻介がぐっと近寄る。
< 23 / 55 >

この作品をシェア

pagetop