夏の恋2


やだ……。



一人で赤面する…。





気を取り直して着替え終わるのを待つ。




…カチャ…




『こんな感じどう??』



「あぁ、いいね!」



ジーンズのポケットの部分には、派手な柄の刺繍や裏地があってよく似合っていた。



「峻介ってそうゆう派手な物も似合うんだね!」



『ふっ…、なんだよそれ。俺がいつも地味な服着てるみたいじゃねーか。』




「そんな意味じゃなくて!なんでも着こなしちゃうんだねって言いたかったの!じゃあ…もう1つの方も履いてみてよ。」



『…おう。』




男の人の服選びなんて初めてだけど、意外と楽しいものだな…。


この待ってる時間もいいかもね…。




『こっちはどう??』


…カチャ…


扉が開く。
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