お前のためなら死んでやる

目が覚めるとまわりがざわついていた。

もぅ放課後か…

今日はバイトの日。

早く帰ろ

キャーキャーいっている集団に目もくれず、あたしは玄関に足を進める。


この騒ぎの原因が何か、

集団に囲まれた彼らが誰なのか、

あたしは知っている。

この町の者ならみな知っているだろう。

警察だって、

医者だって、

みんな知っている。

彼らは有名だ。

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