お前のためなら死んでやる

…………………
…………

朝目が覚めると彼はまだ寝ていた。

彼がベットで寝ていたのであたしは仕方なくソファで寝た。

体が少し痛かったけど、気持ちは温かっかった。

純がお泊まりに来た時のように1人じゃなかったから。

たまたま純じゃなくて桜咲だっただけ。

それだけ。

シャワーを浴び着替え部屋に戻ったがやはり彼はまだ寝ていた。

負け知らずという彼らを助けたあたしって…

そこは彼らのプライドのために忘れよう。

昨日買った朝食を彼の側に置き鍵と鞄を持って家をでた。
オートロックのマンションは、役に立つ。彼が部屋を出ても閉まったままだから。

< 25 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop