お前のためなら死んでやる
「風呂入る?」
どうしよう、着替えも何もない。でも入りたい。
「入りたいけど…」
「けど何?」
「下着が…」
服なら今来てる制服で我慢しよう。けど下着が…
「あぁ、用意しとく。
そこのドア開けたらあるから。」
そう言って、桜咲はどっかに行ってしまった。
1人にしないでよ。
用意するとか意味わかんない。
男が女の下着買うわけ?
………入ろう。
このまま居ても、時間の無駄だし。
確かこっちのドアだって言ってた。
ちゃんと工場にもバスルームがあるんだ。
関心しながら、シャワーだけ借りることにした。