お前のためなら死んでやる
たまたまでた入学式。
そこに座った1年の中で一際目立った女がいた。
まるで天使の輪なんかじゃないかと思わせる綺麗な黒髪。
透き通った白い肌。
怪我一つないスラッとした足。
人を寄せ付けないオーラ。
強がっている寂しくも強い瞳。
そのひとつひとつのパーツに俺は目が離せなかった。
ただやっぱり女は女。
俺に媚び売ってくる女と同じ。
だから深く興味をもたないようにした。
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