海賊と私


 『は~…』

 船長さんといると心臓がもたないよ…

 「渚」

 『ショウさん?』

 「ちょっとあの絵借りてもいいか?」

 『お爺ちゃんのですか?どうぞ』

 そう言って絵を渡した私はショウさんのよこがおを眺めた

 「あんまり見るな。穴が開く」

 『な!?そんなにみてないです!!!』
 
 「むきになる所が怪しいな」

 『ショウさん…私で楽しんでます?』

 そう言うとショウさんはニヤリと不適な笑みを浮かべた

 「へ~賢くなったな」

 『子供扱いしないで下さいよ』

 私がそう言うとショウさんはさらにニヤリと笑い私の顎を片手で上げた

 「子供扱いが嫌ならどういう風に扱って欲しいんだ?こんな風に大人の扱いがいいのか?」

 『…いや…そう言う意味じゃなくて…』

 「違うのか?」

 ショウさんは手をどけず耳元で囁いた

 『ーっ!!!』

 私は言葉が出ず顔を真っ赤にした

 「くくっ…お前には大人の扱いはまだ無理だな」

 そう言ってショウさんは絵を抱え離れていった

 ショウさんが離れると私はその場でへなへな~と座り込んだ

 ショウさん絶対楽しんでたよ…



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