海賊と私
少し歩くと沢山の服が飾ってある可愛らしいお店についた
『わ~可愛い…あっ…』
可愛い服が揃っていて見るのに夢中で手を繋いでいたことをすっかり忘れていた私は急いで手を離した
「なんだ~ずっと繋いでいてもよかったんだが…」
そう言って船長さんはにやりと笑った
『なっ…////////』
船長さんの発言に思わず顔が赤くなってしまった
「船長!それくらいにしてさっさと入りますよ」
からかうのをやめない船長さんにシイさんはキッパリと言った
「あ~はいはい。それじゃあ渚の服でも選ぶか」
『あの…出来れば普通のを…』
「俺も選ぼ!」
とイチくん
「こらイチ!渚さんの服は船長が決めるって言ってたでしょ」
「個人で渚さんにあげるんです」
シイさんに言い切るイチ君
「へ~イチのくせに良いこと思いつくじゃん」
「なっ…クリュウさんどういう意味ですか?」
「そういう事なら俺も決めるか」
言い合いをするイチ君とクリュウさんを無視して店の奥へ入っていくショウさん
セナさんは無言のまま洋服を見ていた
結局全員で決めるだ…
私はそう思いながら近くのベンチに座った
『~♪』
「その歌いいな」
気づくとセナさんが隣に座っていた
『セナさんっ…わっ…』
驚きのあまりベンチから落ちそうになった
「大丈夫か?」
落ちそうな私をセナさんが片手で支えてくれた
『あ…ありがとうございます』