海賊と私
会わせたい人
『これから何処に向かうんですか?』
隣で歩く船長さんに尋ねた
「ここでお前に会わせたい人がいる」
『会わせたい人ですか?』
会わせたい人って誰だろう?
そしてしばらく歩くと私達の乗っていた船の下に人影があった
「あいつだ」
そう言って船長さんはにやりと笑った
その人影…白髭のおじいさんは船長さんをみるなり物凄い勢いで走ってきた
「あのじいさんすげぇな!」
「じいさんにはみえないな」
「やっと見つけたぞ!この海賊どもが海軍につきだしてくれるわ!」
おじいさんは私達の前に立つなりすごい剣幕で怒鳴る
「まぁまぁまぁ!そんな物騒なこと言わず」
怒鳴られているにも関わらず船長さんは笑いながらなだめていた