君に恋した☆
一緒に教室に入ると

加奈が居た。

珍しく早い登校。

「オハヨー!愛。勇気。」

元気な声が響く。

「おはようさん。加奈。」

頭を撫でられる加奈。
何で?羨ましい。

これが好きな気持ちなの?

「勇気~。あたしはお子ちゃまじゃないんだけど~。」

会話からは仲が良い事が伝わってくる。

「お前はお子ちゃま以外の何だよ!」

「大人の女性!」

加奈の言葉に私もつい吹いた。
大人!しかも威張って言った。

「馬鹿だなぁ!」
「うるさい!」



加奈と勇気君はとっても仲良しだった。
はや放課後。
私は早く帰った。

塾だから。
その頃…
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