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「…いいから、そんなに自分を責めないでくれよ、玲奈…」
いつまでも、止まらない
俺の口…、
「玲奈…俺は……」
“玲奈がいないと、駄目なんだ”
俺がいつも、周りが見えてなくて
いつも、玲奈を傷つけて
いつも自分から、玲奈を…
手放してるのに…
「ごめん…、なんて自己中なんだろうな。…今のは忘れて」
あとから、訂正。
そうすると、玲奈は…
俺の目をまっすぐに
見つめながら、口を開いた。
「達也さん…あの…」
「…?」
「…、明日、達也さん家行ってもいいですか?私には、達也さんがいるっていう、確信がほしい」
俺は、驚いたけど
“分かった、おいで。待ってる”
そう言って、
玲奈の部屋を出た。