メール受信中

ブーブーブー…


携帯のバイブが鳴る。
メール だった。



｢た…つやさん…｣



達也さんからの
久々のメール。

受信BOXに久々に
"達也さん"の文字が入る。




本文には、昔と違って
"嘉穂"や"元カノ"の文字はなく

"玲奈"でもなく
"春風"という文字があった。




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この前は突き放して
ごめん。

言い訳はしないけど
それは春風の為と
思っての事のつもり
だった。

好きなのは本気だから。
もっと前から
言っておけばよかったと
今さら後悔してる。

櫂に言われて
気付いたようなもんで
ていうか、
凄く身勝手だって
分かってる。

突き放したと思ったら
告白とかな。

でも本気だから。
本気で春風が好きだから。
できれば、いい返事が
ほしい。

二度と傷つけたり
しないから。


本当に付き合えないなら
返信はいらない。


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長い文章だった。

私はこのメールを保護して
保健室のベッドの上で

泣いた。