俺たちの恋
久しぶりに翔汰のミットに向かって全力で投げた。
「ナイスボール。スピードもキレもコントロールも前より上がってるよ」
「ありがと。俺頑張るからさ、一緒に甲子園行こうぜ」
「あたりまえだ!!」


…プルルルルゥ
「もしもし」
「優斗?お母さんだよ」
「お母さん!!いつ帰ってくる?」
「今夜の飛行機に乗るから明日着くよ。優斗はお土産何がいい?」
「俺はなんでもいいよ、沙南に代わる」
「お母さん?」
「あぁ沙南お土産何がいい?」
「お菓子がいい」
「わかった、じゃあ明日帰るからいい子にしててね」
「はーい、じゃあね」
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