シュガー◇*゚+


タオルを冷えた水出濡らし、ゆっくり和也のおでこにのせる。


「………っん。」


「……ごめん。」


冷たかったよね。


さて、朝ごはんまだだし、お粥でも作るか。


「……キッチン借りるよ。……っ!」


「……行かないで。」


弱い力で掴まれた腕。


今にも消えてしまいそうな声。


「……ここにいるから。」


お粥は和也が寝てから作りに行けばいいよね。


和也と手をつなぎ、ベッドの縁に座る。


すぐに寝息をたてはじめる和也。

やっぱり、少年だ。


可愛い………


玲みたい。












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