シュガー◇*゚+


嘘吐いてた私がバカみたいじゃない。


「……もう私に関わらないで。」

「……待てよ。」


私の腕を掴み、引き止める和也。

「……もう会いたくない!」


和也の腕を振り払い部屋を出た。


「……ハァ……なんで……ッヒック……莠馬くんにこだわるの………ッヒック……自分が……自分で……やだよ………」


本当は気付いてる。


自分の気持ちに………


和也が好きだって………


わかってる。


だけど…………


和也を選べば時間は進む。


私は未来。


莠馬くん……………


彼は過去になる。



そんなの耐えられないよ……












< 33 / 70 >

この作品をシェア

pagetop