シュガー◇*゚+
「………和也」
ベッドに押し倒されたまま、和也の頬に触れる。
「……私、あんたなんか嫌いよ。私には莠馬くんしかいらないの。あんたなんかいらない。退いて。邪魔よ。」
微笑みながら、ベッドの縁に座る。
「……莢華?」
「……なに?」
冷たく言い放つ。
「……俺、本当にお前のこと………「五月蝿いッ!もう聞きたくない。」
和也の言葉を遮る。
「……莢華と付き合ってるとき、全員と縁切ったんだ。でも、あの日……あの女が俺ん家来て……追い返そうとしたら………」
和也…………
和也がそこまで悪い訳でも無いみたいだね。
その言葉が嘘だとしても私は信じるよ。
「ごめんね。……和也。私………莠馬くんが好き。」
復讐なんて考えなければ良かった。