100万粒の涙。⊹.*
「あ…りがと…」
あたしは静かに涙を零した
みんなも涙を零した
共に生き、共に笑い
共に人生に幕を閉じる。
これが普通の子が普通にする運命。
だけど・・・。
あたしの余命
3か月。
わずか、これだけの残りの時間。
貴方達に出会えて、
本当に良かった
もし、
生まれ変わる事が出来たとするなら…。
あたしは
鳥になって、貴方達を見守ってる。
あたしは
翼を広げて
胸を張って、飛ぶから。
「…あたしを、見捨てないでね?」
「当たり前。俺が大事にしてやるよ」
祐樹は、低くて優しくて甘い声であたしに囁いた