100万粒の涙。⊹.*

なんか笑顔が無邪気でかわいい。
「彩夏。やっぱ、彩って呼んでもええ?」
彩・・・。
祥平が呼んでも、嫌な感じはしないし…
「…いいよ。祥平も長いから、短縮して」
「んー。じゃ、祥でええやん?」
祥ね。
「…祥。よろしく」
あたしが言うと祥も「彩。よろしゅー」と言って笑った

あたし達は再び寝転がった。
「彩。もっとこっちこらへんかい」
祥は微かに笑ってから、手招きした。
「…いいよ。ここで」
あたしはそのまま空を見た。
「んじゃ、俺がそこ行く」
祥はあたしの傍に寝転がった

何で?
そんな願いも虚しく、祥を見ると寝てた。
早っ!!!

あたしは空を眺めた。
太陽も隠れてる。
心地いい風。

あたしもすぐに眠りについた。


―――――――――――――――
――――――――――

“バイ菌もってるんじゃないの?”
“キャー!!触れないでっ!!!”
“腐っちゃうっ!!!!”

ヤメテよ。
あたし、あんた達に何もしてないじゃない!!

そこには暗闇で1人泣く、あたしの姿があった。


「…やっ!!!彩っ!!!彩っ!!大丈夫か?」
「…祥」

目の前には祥と知らん男達。


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