100万粒の涙。⊹.*
優しさ.・。∔*
あたしの事。
許して…くれるかな?
みんなに囲まれて、幸せそうな2人の後ろ姿。
2人はゆっくり、振り返った。
―――ドクッ
それは見なければ良かった事なのかもしれない。
自然に涙が零れた。
女の人はあたしを見て驚いた顔をする
何で?
何で?
意味分かんない…。
「ど、どうした? 彩夏?」
あの人の顔を見たく無くて、拓に抱きついた。
「彩夏?!」
拓は、幸せそうな顔をしてる2人を見て悟ったらしい。
優しく抱きしめてくれた。
「…辛いよな。悲しいよな。
たくさん泣いていいぞ?
俺の前では無理すんじゃねぇ…」