100万粒の涙。⊹.*
え?
女嫌い?
みんなを見ると「彩夏は特別っ!!」と言って笑ってる
「羨まし~!!こんなイケメンに囲まれて!」
「・・・」
おばさんはホホホッと笑ってる、返す言葉がナイ。
あたしは黙っておばさんを見た。
「…1人でやってるんですか?」
「そうよ~!!手伝ってくれる人がいなくてね~!!」
大変そう。
「…あたし。手伝いますか?」
みんなはあたしの言葉を聞いて固まる
「て、手伝ってくれるの?」
「はい。あたしで良ければですけど…」
あたしが微かに笑うと、おばさんは「とっても助かるっ!!!」と言った
「今日はあたしがやりますよ」
あたしはおばさんにフリフリのエプロンを着せられた
「ん~!!やっぱり似合ってる!!!
じゃあ、頼むわよ~!!!!」
「おばさんも、座ってて下さい。
…みんなも、席に座ったら?」
あたしの格好を見て、固まってるみんなに言った
あたしは厨房に入って、メニュー通りに作る。
おばさん、毎日ここで大勢の人のメニューを作ってるんだ…。
大変だろうな…。
あたしはそう思いながらも、淡々と仕上げていく。