100万粒の涙。⊹.*
――――ガラッ
「彩っ!!!!」
「彩夏っ!!!」
「さーちん!!!!」
「さっちゃん!!!」
4人が息を切らして入ってきた。
あたし達は笑いながら4人に顔を向けた。
「あれ・・・?超元気?」
「ホンマ…何やったん?」
4人は息を整えながら、あたしに近づいてきた。
「みんな・・・」
「心配したよ~!!」
「何も無くてよかったー」
「ってか、疲れた~」
「ホンマ。
倉庫から全速で走ってきたんやで…」
心配してくれたの・・・?
とっても嬉しい。
あたしは微笑んで「みんな、ありがと」と言った
みんなは顔を赤らめながら、頭をかいた
「あ。さーや、お茶買って来た」
拓が袋からペットボトルのお茶を取り出した
「ありがと」
――――――ガラっ
医者と看護師が入ってきた
「彩夏様。体調はどうですか?」
「あ。大丈夫です…」
医者は二コッと微笑んだ
「この件は両親に話す事がありまして…
今はどちらに?」
両親・・・。
「…すみません。親には言わないで下さい」
あたしの発言にみんなは驚いてる
「でも、症状をお伝えしてお家で・・・」
「あたし、1人暮らしです…。
だから、親には秘密にしてください…」
みんなは驚いてる。