100万粒の涙。⊹.*
あたしはリビングの奥の部屋を開けた
「ここはキッチンとディナー室」
「ディナー室?!」
あたしはその奥の扉を開ける
みんなは入ったとたん目を点にした
「…ここは室内プール」
「な、なんで?!」
あたしも分かんない…。
あたしは奥の部屋の扉を開けた。
また、みんなが固まる
「…温泉」
「は?ここ…ホテル?!」
あたしはその奥の扉をあける
「…サウナ」
「もう分からへん…」
あたし達は来た道を戻って、リビングに戻った
あたしはソファーに腰掛ける
みんなも腰掛けた
「なんか、欲しいものある?」
あたしはテーブルに置いてある家具の雑誌をみんなに配った
「さ、彩…。何者?」
祥は吃驚したような顔をしてる
「ん?人…」
みんなはあたしの顔を見て呆れてる…。
何?
「あたし、宇宙人に見える?」
みんなは「は?」と言うような顔をする
そして、笑いだした
意味分かんない・・・。
何か可笑しい事言った?
「さっちゃん!おもろいわっ!!!」
みんなは笑い終えると雑誌をパラパラ捲った
「…これ、普通の雑誌ちゃうやん」
「何、この高級感たっぷりのカタログ」
「値段も高いし・・・」
「ん?何か言った?」
あたしは首をかしげると、みんなは首を横に振った