100万粒の涙。⊹.*

「すみません。俺が手伝えって言ったんです」
拓があたしの前に出て、頭を下げる
なんで?
違うよっ!!!

「違うんですっ!!!俺が言ったんですっ!」
慎が頭を下げる

何でだよ~!!!

涼の背景に鬼が出てきた。
みんなも焦り出した。

「違うでしょ!!!何で?
あたしが無理やりお願いしたんじゃん!!!」
あたしが言うと拓達は大きなため息をついた

「そうなのか?」
涼が聞いてくる
「うん…。
少しでも、みんなとの思い出…作りたくて」

すると、涼があたしの頭に手を置いて優しく笑った
「んなら、そう言ってからやれよ!!
・・・ゴメンなみんな」

みんなは涼の急変に驚いてるみたい
「大丈夫っス!!!」
「拓と慎は相変わらずだな~!!!」
涼は拓と慎を見て笑う。
「ほんと。お人よし」
あたしが言うと、2人は照れながら笑った
「じゃ、俺もやる!!!」
涼がキッチンに入ってきた

下っ端達が焦り出す
「ダメっすよ!!!」「涼さんは待ってて下さい!!」と言ってる
「いいじゃん。ね?」
涼が微笑むと、下っ端達は笑った

「カレー?」
「うん!!懐かしいっ!!!」
「俺も最近食べてないや!!!」
涼とあたしが笑ってると、下っ端達が不思議そうに見てくる

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