100万粒の涙。⊹.*
その後、下っ端達に囲まれた「カッコいいっス!!」「尊敬したっス!!」「感動しましたっ!!」とか言われた
エレベーターにヘナヘナと座りこんだ
「つ、疲れた・・・」
涼はあたしを見て手を差し出した。
「…大丈夫か?」
「…ありがと」
あたしは涼の手を掴んで、立ち上がった
あたしはよろけて、涼の胸の中に倒れる
「あ、ごめん…」
あたしが放れようとしたら、涼に抱きしめられた
え・・・?
「彩夏は危なっかしいから…」
「……ごめん」
涼はあたしを放して、二コッと笑った
「気お付けなよ?」
「うん。ありがと」
あたしは微笑んでから、ピースした
――――ちんっ
あたし達は、家に入った
「ただいま~」
「おっかえり~!!」
夜も元気だな・・・
祥はあたしと涼を元気に向かい入れてくれた
「彩、今日かっこよかったぞ~!!」
「あ、ありがと…」
あたし達はリビングに向かいながら話した。
――――ガチャ
リビングに入ると、みんなは着替えて雑誌を読んでた
私服もカッコイイ、王子様達ですね…。
あたしソファーをみると、陸が寝てた
「陸、ベットにつれてかないの?」
「いいのか?」
「当たり前じゃん…」
「サンキュ」
…雑誌だけで、ヒマつぶしてたのか…
あたしはリモコンを取って、ボタンを押す
すると上から静かに大きい画面が降りてきて、部屋の電気がゆっくり消えていく。
「何だ?」
祥が顔を向けると固まった。
みんなも顔を向ける
「あ、ありえねぇ・・・」