100万粒の涙。⊹.*


上から降りてきた大きなテレビを見て固まってる

「あたし、今日疲れたからもう寝るけど…みんなはテレビ見てから来てね」
あたしは祥にリモコンを渡した。
みんなは顔をキラキラさせて、テレビを見てる。

あたしが陸の所に向かった。
どうやって運ぼう…。

――――ヒョイ

・・・?
祐樹が陸を軽々と持ち上げて「行くぞ」と言った
「あ、ありがと」
祐樹は片手で陸を抱き上げ、片方の手であたしの手を引っ張った…。

す、凄い…。
陸の体重が軽いのか…?

――――ガチャ

祐樹は陸を寝かせると「着替えてこい」と言って祐樹も寝転がった。
あたしはクローゼットに入って、パジャマに着替える。

祐樹は上を向いて、ボーっとしてた。
あたしはその隣に寝転がる。

あたしは祐樹の横顔を見た。
・・・綺麗。
バサッと言うと、相当の美形だ。
「何?」
祐樹はあたしに視線を向けた。
「ううん、何でもない」
あたしは祐樹に体を向けるような体制。
祐樹はあたしの顔をジーッと見てきた。
「ん?何?」
「…カラコン取らねぇの?」
「何で分かったの?」
「ん。目に結晶が1つもねぇから…」
結晶・・・?
「あ…のさ、祐樹。
あたしの事、嫌いにならない?」
「は?んなの当たり前じゃん?」
「…本当に?」
祐樹は優しい顔をして、あたしの頭を撫でた
「とってみろ…」
あたしは俯いて、カラコンを取る。

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