100万粒の涙。⊹.*
「覚えてないやろ?」
あたしはゆっくり頷いた
「だって、ほんの一瞬に片づけて、すぐ帰ってったからな」
祥は呑気に笑って、あたしをイスに座らした
「ホンマ、スローモーションみたいやったからな!!」
大輔もあたしの隣に座る
「助けてくれて、ありがとな」
あたしは微笑んだ。
みんなも微笑んで、食べだした
あたし達は食べ終わると、DVDを見たりして楽しんだ
「んじゃ、倉庫行く?」
「行くか・・・」
あたし達は倉庫に向かった。
倉庫ではたくさんの友達ができて、いっぱい話して笑った。
「祐樹、コンビニ行ってもいい?」
「んじゃ、俺も行く…」
祐樹はあたしについてきた
「ありがと」
祐樹は下に降りると、あたしの手を握ってきた
そんなシャイな行動に、胸が高鳴る。
あたし達は、歩いてからコンビニに向かう。
さすが夏。熱いよ・・・。
ちょっとクラクラする。
「…大丈夫か?」
「うん」
通り過ぎる女達が、祐樹を見てはキャアキャア言ってる
あたしは、そのたんびに睨まれる。
なんか複雑・・・。
――――パサッ
ん?
「…被ってろ。
ちょっとは熱さを凌げるだろ」
祐樹が腰に巻いてたパーカー。
「ありがと」
祐樹は口角をあげて、「気にすんな」と言った