100万粒の涙。⊹.*


あたしの上に重いものが乗ってる。

・・・何?

「さーちんっ!!さーちんっ!!」
「陸…」

あたしの上の重いものは君かい…。
「重い…」
「へへっ!!!
さーちん早く起きろ~!!」

陸はあたしに抱きついてきた
あたしの話、聞いてる?

「ちょっ!!何しとんねんっ!」
陸は大輔に頭を叩かれた
「イデッ!!」
「早くどけっ!!!」

あたしの上で言い争いをしてる2人…
普通、あたしの上からどいてやらない?

「2人共~!!」
黒い笑顔で、2人を引っ張ってどかしてくれた涼。
2人は涼の黒い笑顔をに怯えてる。

涼は2人をどかしてから、あたしに手を差し伸べた
「ほら、行くぞ」
「ありがと」
あたしは涼の手を取って、起きあがった

あたしが歩くと「さーちん置いてかないで~!」と言って、後ろから抱きついてくる陸。
「放れろやっ!!」と言ってくる大輔…。

朝から、にぎやか…。
涼はその様子を、微笑んで見てる。

――――ガチャ

ディナー室を開けると、祐樹と祥が食べてた。
「おはよ~!!」
「…はよ」
2人は食べながら挨拶。

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