100万粒の涙。⊹.*
眩しい…。
「さーちんっ!!さーちんっ!!!!」
また陸があたしの上に跨ってる。
「重いったら…」
「さーちん起きて~!!」
陸はあたしに覆い被さってきた
「ちょっと!!!何やってんの?」
あたしは陸を押した…けど重い…。
陸はあたしに抱きついて放れようとしない
「陸っ!!」
――――ガチャ
「さっちゃ…っておいっ!!何やっとんねん!!」
大輔は陸を引き剥がそうとする。
…けど陸はピクリとも動かない…。
「どしたの?」
涼はあたし達の体制を見て、どんどんブラックオーラーが増してくる
そして、涼に怯えてる陸と大輔を黒い笑顔で引っ張る
「…何度やったら分かるの?
…最初っから教えないとダメ?
…こんなことしたらダメですよーって?」
陸と祥は頭を青ざめて思いっきり横にブンブン振る。
りょ、涼……お、恐ろしいよ…。
涼は優しい顔に戻って、あたしに手を差し伸べてた
「ゴメンね?驚かせちゃった?」
「う、ううん。ありがと」
あたしは涼の手を取って、起きあがった
そして、一緒にディナー室に向かう
「あ。
今日の彩夏の格好、俺らが決めたから」
「何で?」
「だって、彩夏お洒落しないでしょ?」
「ま、まあ…」
「だから。俺らが決めたから」
「あ、ありがと…」
どんな服だろ…。
陸と祥は怯えながら、後ろから歩いてる