100万粒の涙。⊹.*

あたしは拓から放れると、一緒にお皿を洗った
「さーやっ!!お疲れ~!!」
お皿を洗い終えると、慎がいちごミルクを差し出した
「ありがと~っ!!!」
あたしは受け取って、1口飲む。

「さっちゃん!!おいでやっ!!」
大輔が祐樹と喋りながら、手招きした
あたしは、2人に駆け寄った
「どしたの?」
「ん?何でも無いんやけど…」

大輔はあたしの手を引っ張って、大輔の足と足の間に座らされた
「ただ、さっちゃんと一緒にいたかったから♪」

大輔はそう言ってあたしを後ろから抱きしめた
あたしは静かにいちごミルクを飲む
陸はそんなあたし達を、カメラで撮る。
「やけに、素直だな!!」

大輔は笑いながら、あたしを見る
「でしょ?」

あたしも笑って、いちごミルクを飲む。
祐樹も、優しく微笑んでる。
「んでさ、この前な・・・」
大輔と、祐樹は話し始める。
あたしはただ、聞いていちごミルクを飲む。

大輔は、一向に放そうとしない。
あたしは黙って、聞いてた。

「いちごミルク、飲み終わったから捨ててくるねっ!!」
あたしは大輔から放れて、キッチンに向かった

キッチンには、3人が楽しそうに話してた
あたしはキッチンに入って、塵箱に捨てた。

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