キスより甘く。
「千麻ちゃん?」

「……」

「おーい」

「…………ハッ!?」

「……ぷっ」



口元に手を当てて、肩を小刻みに揺らす佐伯諒。

わ、笑われてる…



「な、なに!?」

「ごめ、あまりにも女子とは思えない顔して…っ」


は、はいい…??

馬鹿にされてる??

これは。

な、なんだかムカついてきた。

さっきの雰囲気なんてドッカにぶっ飛んだ。



「へ、変態…!!」

「……っ」



ドッとお腹を蹴って、怯んだ隙にすり抜ける。



な、なんとか危機回避?





 
< 15 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop