永遠の愛




暫く、彼女と話をしていると、警官の1人が

「君達、高校生だろう?学校は?」



と聞いてきたので、話を中断せざるをえませんでした。




移動した駅でも、三時間も僕と世間話やお洋服の話をした彼女は、僕にかなり好意と信頼をもってくれたようで(友情的な意味で)、帰り際には、


「私のことなんて呼ぶか、困っているなら"沙羅"って呼んで?"アリゾナ"は気に入ってないから(笑)」


どうせなら、InnocentWorldからとって、「イノワ」なんかがよかった
と話す彼女には、まったく警戒した様子は、ありませんでした。



僕は、彼女のことをまた知ることが出来て、さらに思いを強めました。


「僕も、城島なんて名字嫌いなんだ(苦笑)だから、哲でよろしく」


「あぁ、なんか野球選手?だったかしら?そんな名字だね」

「そうそう!野球なんか大嫌いなのに」

「とゆうか、哲は、運動全般嫌いに見えるよ」

「さっ沙羅もね」

「わたしはロリィタですから♪運動できる必要ないのよ」


彼女が、さらっと呼び捨てにしたのに驚き、良いかな?と思いつつも、どもってしまいました。
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