だから「アイシテル」
メール
朝から豪快に鳴り響く俺の携帯。
相手は香織ちゃん。
この間連絡先を交換してからちょくちょくメールをしている。もともと気になっていたからか何年ぶりかに自分から連絡先を聞いた。
実は今日香織ちゃんとデートすることになったのだ。しかも驚くことに自分から誘っていた。
デートなんてどれくらいしていなかっただろう。それだけ長い間俺は恋愛をしてなかったらしい。
「お久しぶりです!」
「学校祭以来だね。何かこうやって話すの初めてだよね。」
「はい!ちょっと緊張してます。」
「実は俺も!てか、敬語じゃなくて良いしあと信って呼んで?」
「え!?いいんですか?」
「うん、もちろん。」
「じゃあ、わたしのことも香織って呼んでね。」
「分かった!香織な!」
そんな感じで俺たちは水族館に向かった。
入場料金とか飯代とかで、もめたりもしたけど男として俺が払った。香織は少し申し訳なさそうにしていた。
「信・・・は彼女居ないんだっけ?」
魚の群れを見ながら香織は俺にそう言った。
「ああ。どれくらい居ないか分からないぐらい昔に別れたきりいないよ。こんな気持ちのいい日曜の昼間から俺と遊んでるってことは香織も彼氏いないの?笑」
「うっ。」
「はは。図星か!」
「もう・・・」
そういって小さくうずくまる香織がやけに可愛くて俺も自然と笑っていた。もともと小さい香織がうずくまると余計に小さくなるからぎゅって抱きしめたくなる。
相手は香織ちゃん。
この間連絡先を交換してからちょくちょくメールをしている。もともと気になっていたからか何年ぶりかに自分から連絡先を聞いた。
実は今日香織ちゃんとデートすることになったのだ。しかも驚くことに自分から誘っていた。
デートなんてどれくらいしていなかっただろう。それだけ長い間俺は恋愛をしてなかったらしい。
「お久しぶりです!」
「学校祭以来だね。何かこうやって話すの初めてだよね。」
「はい!ちょっと緊張してます。」
「実は俺も!てか、敬語じゃなくて良いしあと信って呼んで?」
「え!?いいんですか?」
「うん、もちろん。」
「じゃあ、わたしのことも香織って呼んでね。」
「分かった!香織な!」
そんな感じで俺たちは水族館に向かった。
入場料金とか飯代とかで、もめたりもしたけど男として俺が払った。香織は少し申し訳なさそうにしていた。
「信・・・は彼女居ないんだっけ?」
魚の群れを見ながら香織は俺にそう言った。
「ああ。どれくらい居ないか分からないぐらい昔に別れたきりいないよ。こんな気持ちのいい日曜の昼間から俺と遊んでるってことは香織も彼氏いないの?笑」
「うっ。」
「はは。図星か!」
「もう・・・」
そういって小さくうずくまる香織がやけに可愛くて俺も自然と笑っていた。もともと小さい香織がうずくまると余計に小さくなるからぎゅって抱きしめたくなる。