だから「アイシテル」
気が付けば夕方の17時を回っていた。
外も暗くなってきたので俺の車で香織を家まで送った。家よりちょっと離れたところで降ろした。

「送ってくれてありがとう。今日は楽しかったね!また連れて行ってね。」

そう言って家路に着いた。


家に帰った俺は一人で香織のことを考えていた。やっぱり好きだ。そう思った。いつかこの気持ちを伝えたいと思った。それだけ夢中になっていた。

もしも今日のデートで香織が俺のこと少しでも意識してくれてたら、期待しても良いのかなとか邪なことばかり考える俺はこの時点で相当香織に夢中になっていたに違いない。

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