永遠のブランコ


金色の髪と、左耳についた5個のピアス。
首にはドクロのネックレス、ひとさし指に金色と黒のリング。
誰が見ても、どこからみても、不良そのもの。




あれが、転校生っ!?
ありえないんですけどっ!!




「おい君!
名前はなんだっ!
自己紹介せいっ!」




シーン…



そして、転校生と思われる人はしぶしぶと口を開いた。


「はぁ…
名前は、浅野 魁人。(あさの かいと)
倉川中から来た。」



『えっ!倉川中って、あの…!?』

『あの…中学だよね…!?』




倉川中…
あの中学はー…
とても有名な不良中学。


なんで、そんな奴がここにいるんだよ?



「ねぇヒロト。
なんで、あいつここにきたんだろうね?」


「………………」


「ヒロト?」


「あっごめん。」


ヒロトがカイトって言う奴のことをガン見してた。


「ヒロト、あいつのことしってんの?」


「しっ、しってるわけないじゃん!!」




そのあと、ヒロトがあの転校生のことをにらんだように見えたのは…

うちだけかなぁ…?










それにしても、うちのクラス…
すごい人ばっかだな…

たのしい高校生活おくれるかな…







こんなのんきなことを考えていられるのは、このときだけだったのかもしれない…
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