永遠のブランコ
「だから…







俺好きなんです…




ゴクッと喉をならす。
相手は、さっきより顔が赤くなっている。
こっちまでさっきより赤くなりつつある。








木下さんが!!」





は?えー!!


うちじゃないのー!?



少しでも期待したうちがバカでしたよ


少しいらついたので、少しキツい口調でいった。


「そんで…?
なんでうちを呼んだの?」

「だから俺、木下さんが好きなんです!」

「わかったよ。
それを言いにきたの?」
「ちがう…

告白したいんです!」

「じゃあ、しればいいじゃん。」







はぁ…とため息を付きながらブランコへと足を進めると、うしろからA君(名前覚えてない…)が付いてきた。




そして、ブランコに座った。


ガシャン…




ギー…




隣にA君がすわった。




少しずつこぎ始めると、丁度よく風がふきはじめた。




そしてだんだん、


2人のこぐリズムがそろってきて、


丁度一緒になった頃、気持ちいい風か吹いた。





ふいに、A君が口を開いた。
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