永遠のブランコ
「今…
ブランコをこぐリズムが一緒だったな。」
「だね。」
ほんと…一緒になった。
そして、また風が吹く。
とっても、気持ちいいなー。
「俺、おまえの今の気持ちわかるよ。」
「えっ!」
「風が気持ちいーっておもってるだろ。」
「えっ!なんでわかるの…?」
やっぱこいつ、なんかの能力者?それとも、エスパーかなんか??
「だって、俺も思ったんだもん。
同じ動きしてんだからさ。」
こんな様なやり取り…
昔にもあった気がする…
いつだっけ…
むかし…
まだ…幼稚園になったばかりのころ…
このとき、昔自分でガキを掛けた、開かずのトビラにひびが入った。
そして、中に入っていた閉ざされた思い出が動き始めた。