永遠のブランコ


莉己SAID


わーなんだかいい匂いがしてきたー。


これは、イチゴジャムだなー。


っというか、どこらからするんだこの匂い?







ハッ!




「あれ?寝ちゃった…?」



「あっおはよう。起きた?ぐっすり寝てたね。」

「おはようー。
あっ!ソファに運んでくれたんだ。ありがとう。」



「どーいたしまして。
ベットは危険でしたので(笑)」


「危険???」


「気にしないでいただきたい。」


「は…はぁ。」








まず、出来事を振り返ってみよう。



1、公園に呼び出される。
2、伊藤君が杏李のことが好き。
3、揺れるブランコが一つになる。
4、開かずのトビラを無理矢理開けようとする。5、ぶっ倒れる。
6、伊藤君の家で泊まることにする。
7、お風呂に入って寝る。

で、今の朝。


めっちゃ伊藤君に迷惑かけちゃった。
お礼しなくちゃ。






それにしても、いい匂いだなあ…。


「ねぇ、それイチゴジャム?」

「うん。食べたいの?」

「食べたい…。」

「あげないもんねー。」

「ええっ!」

「なーに?誰でも、くれるとは限んないぞー!」

「伊藤君って、以外とイジワル…。」














なんて会話をしつつ、伊藤君は食パンにイチゴジャムを乗せたのを、食べさせてくれました。



あと、お互いのことを、『莉己』、『拓弥』と呼ぶことにしました。



そんで、仲良く学校に登校しました。
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