永遠のブランコ
魁人SAID
ヒロトも莉己が好きだったのか。
だいぶビックリしてるみたいだな…。
「おいカイト。莉己は俺のもんだからな!」
はあ?なに言ってんのこいつ。
「莉己は俺の所に来る運命なんだよ。
ま、せいぜい歯ー食いしばって見てるんだな。」
「黙って見てれるわけねーし。
運命なんて俺の手で変えてやるよ。」
「ま、無駄な努力になるだけだろうけどな。」
バチンッ!
俺とヒロトの間に雷のような電撃が走った。
意外なやつとライバルになっちまったな…。
しかも、双子だから同じ顔なんだよな…。
外見じゃなくて俺の性格でいどまなきゃなんねーようだな。
あんま自信は無いけど…でも、勝たなきゃいけないんだ。
たとえ、どんな手を使ってでもな…。