永遠のブランコ
ヒロトの口から出た言葉は、あり得ない一言だった。
…合コンしようよ。」
「はぁ…?」
「だから、莉己と女子2と俺と男子2で、合コンしようぜ!」
「いきなりーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
マジで合コンですか?
人生初なんですけど!
てか、いきなりすぎるでしょ?
「じゃ、よろしくー。
日にちはまた教える。
あ、そう言えば、メアドもらったから。」
「は?」
「杏李と瑞奈にたのんだ。」
なにぃっ!
杏李と瑞奈めー…。
簡単に人のアド教えやがって。
あとからどうなるか覚えておけっ!
「ま、また後でメルするからね☆Ξ」
そう言って、手をひらひらなびかせながら何処かへ消えていった。
「勝手に進めるなー。」
きっと…いや絶対…声は届いてないだろう。
私は可哀想な子だ。
ま、女子2人を探しに行くか。
そーだ!
いい奴が居たよぅ。
そうと決まれば早速行かなくちゃ。