永遠のブランコ
…………………………。
周りを見ても知らない人ばかり。
杏李は見あたらない。
あーあ、杏李とはぐれちゃったし。
少し気をゆるめると、周りの人に押しつぶされそうになった。
それにしても人多いなー。
ってか、みんな背高っ!!
うちの身長じゃまったく見えないよー(泣)
それどころか、どんどん増えてくる背の高い人たち。
てか、みんな早くどけよー!
うちが見えるようにしてくんない!?(とっても自己中ww)
いくら頑張っても全く見えてこないクラス表。
うーん…よく見えないよー。
ドンッ。
少し背伸びをしたら、前にいた背の高い人に押されてお尻から勢いよく転んでしまった。
ドスッ。
「いったー」
「…………」
前にいる背の高い人はこちらに振り向かない。
「ちょっと!
ぶつかってきたのはあんたでしょ?
あやまってよ!」
そういうと、
目の前のチャライ男がふりかえってこう言った。