永遠のブランコ




魁人SAID



「イエーイ!!テンション上げてくよー!!」


あー…耳がいてーよ。

さっきからさ、テンション上げてくとかどうとか言ってるけど、俺から見たら十分上がってんだけど。

それ以上上げたら頭おかしくなるんじゃねーの?
…ーーあ、もうおかしくなってるな(笑))


はぁっとため息をついたら、それにきずいた大人が話しかけてきた。


「おい。お前も歌ったらどうだよ?」


「いや、歌わねーよ。」

大人はさっきから杏李と瑞奈に巻き込まれて、一緒にテンション上げ上げで歌っている。


俺はあんな風にはなりたくない(汗))


「なー…テンション低いぞー。どうしたん?」

誰のせいでこうなってると思う?
お前等のせいだからな。
もー……イライライライライライライライライライライライライライライライライラ…………

あーもう、限界。

「ちょっとトイレ行ってくる。」

そう言い残し、俺は部屋から出た。

すると奥の方で、一人の女が男3人ぐらいに囲まれていた。

バカな奴ら…。

そのまま俺はトイレに入った。


水で顔を洗う…。
つめてー…。

そして俺はあることにきずいた。


莉己が居ない…。

そう言えば、部屋に来るときにはすでに居なかったなぁ…。


ぱっとあることも思い出した。

そして、俺はロビーめがけて走り出した。
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