永遠のブランコ
その後拓弥は杏李と瑞奈と大人が居る部屋へと案内してくれた。
「あっ!莉己遅い!どこ行ってたの?
あれ?拓弥じゃん!!来るなら一本ぐらい電話入れてよー!」
「ごめんな。急いでてさ。」
拓弥はそういうとうちをソファーにすわらせ、そのとなりに座った。
ガチャッ。
開いた扉の方を見ると、魁人がとっても不機嫌なオーラを出しながら入ってきた。
そのオーラからは、『俺にかまうなよヽ(*`Д´)ノゴラァ!』ってのが伝わってくる。
これは話かけてはならない。そう誰もが思ったはずだ。なのに、話しかけるバカがいた。
「あれー!?魁人どこに行ってたんだよ?」
そう大人が話しかける。あらまぁ、すごい人ですこと。
んで…魁人は…?
「……………。」
完全無視です…。
話しかけれた大人がすごいと思ったのに、完全無視されていて、大人がとてもかわいそうに見えた。
魁人って怒ると怖い。
やっぱ、元ヤンキー…今もかな…?
ヤンキーはこわいです。
ブルブルっと身を震わせていると、頭の上から言葉が振ってきた。